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企業にとっては、「優秀な人材」が「安い給料」で「目一杯働いて結果を出してくれる」方がいいに決まっています。
反対に求職者にとっては、「高い給料」で「残業もなく休みもしっかりとれる環境」で、「仕事も楽」な方がいいに決まっています。
採用活動を行う前に、企業と求職者には前述のような「根本的なニーズのズレ」があることをしっかりと理解しておかなければなりません。また環境についてのニーズを把握しておくことも、非常に重要です。
ご参考までに、多くの求職者が持っている主なニーズは下記の通りです。- 勤務地は都会の駅近がいい
- 新しく清潔感があり、設備が整った店舗がいい
- 更衣室がある
- 職場内の従業員の雰囲気がいい
- 研修制度が充実している
- 調剤薬局の場合は総合病院前で全科目の処方を扱っているところがいい
- 益が安定している企業がいい
- 自身の将来の展望に夢を描ける方がいい
- 長く勤務出来そうな職場がいい
これらのニーズを満たす企業は、求職者にとって理想的な職場となります。
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次に、コツ1で述べたような求職者のニーズをもとに、自社の状況と照らし合わせながら、求める人材のニーズと乖離する点については対策を検討します。
その際、同業他社の状況も併せて把握しておき、比較を行うこともかなり重要です。少しでもよい人材を獲得したいなら、少なくとも他社の条件に劣らないように対策しておかねばなりません。
よく言われることでもありますが、採用活動は営業活動と同じです。この場合の顧客(ターゲット)は求職者であり、到達したい目標は自社に就職してもらうこと。商品やサービスを売る場合にも、自社の利益ばかりを追求し買い手のことを考えなければ、商品やサービス、また会社自体も長続きはしません。ですからもちろん、求職者を相手にした場合にも同じことが言えるわけです。このように採用活動を営業活動に置き換えて考えてみれば、採用活動そのものがそれほど難しいことではないことに気づくと思います。
ですから、例えば採用を人事マン頼みにするのではなく、社内の優れた営業マンらと連携して行うのも有効な手段といえます。 -
しかし大抵の場合、求職者の全てのニーズに応えることは不可能です。 そのため、例えば、勤務地は遠いがその分給与や休みなどの条件が他社より良い、給与は他社より低いが研修制度が他社より良い、などの「ウリ」を考えることも重要です。
「ウリ」を検討する場合には、ターゲットとする求職者を事前に設定することも忘れずに。また薬剤師の場合では、求人需要に最も大きく影響するのが「勤務地」です。
そもそも薬剤師人口が少ない地域では、どんなに求人広告を出しても、職業紹介会社を何社利用しても、薬剤師自体がいないのですから応募者がいるはずがありません。
そういった場合、ターゲットは遠方からの求職者となりますので、遠方でも行きたいと思える何かしらの条件、例えば近くの職場では得難い「ウリ」を考えなければなりません。
もちろん、ここでもターゲットとなる求職者のニーズについて考慮する必要があります。 -
人が何かを判断する際の最も大きな判断材料は、「視覚」からの情報です。
ですから、例えば薬局やドラッグストアであれば、店舗の外観・内装、勤務しているスタッフの人物や表情が重要ですし、その他にも企業HPの見た目や雰囲気、経営者や採用担当者の見た目や話し方など、視覚から受ける印象が相当大きく影響します。現在、求職者による求人情報の収集手段は、ほとんどがインターネットになっています。
したがってホームページ(以下HP)の内容も応募意欲に大きく影響していますが、多くのHPはその好機をうまく活用出来ていないように思います。
例えば、工夫を凝らしてしてコンテンツを考えてみたが、結果的にあれこれ盛り込み過ぎてしまい、誰にどのような訴求をしたいのかがイマイチ伝わってこない場合があります。
ブログについても、職場やスタッフの活き活きとした働きぶりや楽しそうな雰囲気を見せることには成功していても、応募意欲を駆り立てるほどの効果を発揮できているものはほとんど見受けられません。ここでも、やはり求職者のニーズを把握し、HPやその他インターネット媒体をうまく利用することが重要になります。
弊社では、ご希望をいただいた企業様を対象に、企業様が自社で採用活動を行うためのサポートを行っております。求職者のニーズをもとにした求人票の内容や、企業様の状況などにつきまして、弊社なりのご提案を実施致します。 いつでもお気軽にご相談ください。
いまや職業紹介会社は相当な数があり、求職者の多くも紹介会社を利用しています。
そのため、同一の求職者について複数の紹介会社から問い合わせが入ることも珍しくありません。
紹介会社は他社に負けじと必死ですから、なんとか自社案件に応募してもらい、決めて欲しいと考えています。
ところが求職者のニーズを考えると、ほとんどの紹介会社で同じ企業を思い浮かべますので、早い者勝ちのような状況にもなっています。
そのため、本来はA社が最も求職者のニーズに合っていると思っても、既に他社でA社を紹介されてしまった場合には、「A社よりもB社が良い」と誘導することがあります。さらに悪質な場合は、わざとA社の評判を落とすようなことを話して、B社に決めさせるような担当者もいるようです。
それもある意味では縁と言えなくもありませんが、求職者にとってもA社にとっても大きな機会損失になっていることは間違いありません。また、紹介会社からある求職者について打診があった後、連絡が途絶えたという場合。あとで確認すると「どうも他の紹介会社から案内された企業で決められたようですよ……」と言われることがあります。
こういった場合も、他社ではなく自社の他案件で決めている可能性もありますが、細かな経緯は教えてくれません。弊社では、求職者のニーズに最適と思われる案件を検討しご案内しておりますが、万一、他の紹介会社より先に案内されている場合は、その紹介会社より案件への応募を促すようにしております。
また、弊社ではご提案した案件を求職者が選ばなかった場合に、その理由を確認し、求人者(企業様)へフィードバックしております。弊社では、ご希望をいただいた企業様を対象に、企業様が自社で採用活動を行うためのサポートを行っております。求職者のニーズをもとにした求人票の内容や、企業様の状況などにつきまして、弊社なりのご提案を実施致します。 いつでもお気軽にご相談ください。
紹介会社の手数料は年々上がってきており、理論年収の 25%という ところも増えつつあります。これは例えば年収 500 万円の方を採用 した場合、125 万円を支払わなければなりません。
「人材不足の状況で、採用が出来るなら手数料が高額であっても仕方 がない…。」 と思っておられる求人者(企業様)も多いと思いますが、本当に仕 方がないのでしょうか? 薬剤師の業界において顧客とはそのほとんどが患者さんです。 本来なら好きなものを買ったり、食べたり、と生活を豊かにするた めに使いたいところを、何かしらの疾患による苦しみを少しでも改 善させたいというキモチをこめてお支払いになっている大切なお金 をいただいているわけですね。
そんな大切なお金は、患者さんへのサービス向上や設備や教育制度を充実させるために使うべきではないかと思います。
そのためにも安易に紹介会社に頼らず、自社で採用が出来るように環境を整えることが重要です。
弊社では、ご希望をいただいた企業様を対象に、企業様が自社で採 用活動を行うためのサポートを行っております。求職者のニーズをもとにした求人票の内容や、企業様の状況などにつきまして、弊社なりのご提案を実施致します。いつでもお気軽にご相談ください。
※なお、当サイトでは、求職者に対して「真サーチ型」のサービスを行っているため、求人情報の掲載は基本的に控えさせていただいております。予め、ご了承ください。